にっきとかにっき

アイドルとドラマについて無責任にかたるブログ。たまに日記。

ドリフェス!よ、生まれ変わっても私と出会ってくれ

2018年3月5日、私の愛していた5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!」がコンテンツの終了を告げた。

 

自分はあまり誇れるファンではなかった。課金はほどほどにしかしていないし、グッズも選り好みして買っていた。アプリは毎日のようにログインしていたけどできない時も多々あった。これらに関して後悔しかしていない。本当に申し訳ない。

それでも好きだって話をさせてほしい。支離滅裂な文章であることを許してほしい。

 

私がドリフェス!と出会ったのは2016年8月のことだ。新しいアイドルグループを求めてYouTubeを漁っていたとき、たまたま目に入ったのがDearDreamのMVだった。


DearDream / デビューシングル「NEW STAR EVOLUTION」 - Music Video

溢れんばかりの若さと爽やかさ。そして何よりも応援したい!と思わせる天性の魅力を感じた。そこで私は一人の青年に一目ぼれする。正木郁くんである。なんだろう、すごく惹きつけられてこの子を推そう!とすぐに決めた。調べていくとDearDreamはドリフェス!というアイドル育成リズムアプリゲームの中の人たちで結成したアイドルグループらしかった。私はすぐにアプリをダウンロードした。そして正木郁くん演じる沢村千弦くんの天使のような愛らしさ、そしてDearDreamやKUROFUNEたちのほがらかなアイドル性にハマっていった。

 

ドリフェス!の魅力は何といっても5次元(2次元+3次元)なことだろう。2次元のアイドルとそれを演じる現実のアイドルがリンクし、一体の物語となって輝く。さらにアニメドリフェス!ドリフェス!Rではアイドルアニメらしからぬ現実を時に厳しくつきつけ、それでも夢をみることの素晴らしさを熱く描いていた。

ドリフェス!の主要キャラには有名声優が一人もいない。みんな若手の俳優だ。初期は「棒読みだ」「○○のパクリだ」「こんなのすぐに終わる」なんて馬鹿にするような言葉をたくさんみた。正直、いつ終わってもおかしくない始まりだったように思う。現にアクティブユーザーは5000人だった。それでもここまで私を楽しませてくれたドリフェス!には感謝の気持ちしかない。私はそんなドリフェス!が大好きだったし、心から愛していた。飽き性でハマっても長くは続かないことが多い私が、いつまでもこれからもずっと大好きでいたいと思えるそんなコンテンツだった。

 

だけど突然のアプリ配信終了&DCD稼働終了のお知らせ。さらにはコンテンツ自体の終了と武道館公演でDearDreamの活動に区切りを打つとの知らせだった。

 

ここからは私の推しである沢村千弦くんについて少し語らせてほしい。

中の人である正木くんきっかけでハマったドリフェス!だけど、私はキャラクターの一人である沢村千弦くんが好きだった。明るくて子どもっぽくて純粋で、だけど仕事に対してクレバーな面も持っていて、ファンやメンバーを大切にしていて、なにより他人の気持ちに寄り添える。そんな沢村千弦くんのことが大好きだった。かわいらしい髪の色もパッチリとした瞳も小柄で色白な体型も大大大好きだった。架空のアイドルにこんなことを言うのはおかしいかもしれないけれど、彼は私の天使だった。私は沢村千弦というサイコーのアイドルにサイコーのきらめきを貰った。

 

アニメ2期であるドリフェス!Rの最終話で奏くんが言った

「明日に連れて行ってあげるアイドルになりたい」

という言葉。私にとって彼ら14人が明日そのものだった。そしてそれは、幸せそのものだった。

 

2018年5月1日をもって、アプリの中の彼らには会えなくなる。アニメの彼にはいつでも会える。それでもアプリの彼らが好きだ。コンテンツの終了は正直つらい。胸の底をハンマーで砕かれたみたいにつらい。今まで3次元のアイドルを応援してきて色んな子の卒業や引退を受け入れてきた私だけどこれだけは本当に嫌だ。誰だ2次元のアイドルはいなくならないなんて言ったやつ。嘘じゃないか。いなくなるじゃないか。そんな不安が一気によぎった。でもDearDreamやKUROFUNEはファンを裏切ったわけじゃない。いなくもならない。きっと最後まで真摯に向き合ってくれる。それを分っているから好きでいられたし、これからも好きでいられる。

 

今思えばドリフェス!は素晴らしいコンテンツだった。運営からのレスポンスは早くて、改善すべきところは可能な限り応えてくれた。Twitterでのキャラクター同士のやり取りは毎日のように行われていて、まるで本当に生きているようだった。グッズも可愛いものや使い勝手のいいものが多くて助かった(ドリカ型ペンライトは特に感動した)。楽曲は力の入った曲ばかりで、キャッチ―なメロディと歌詞が現実のアイドルソングやJPOPへのリスペクトを感じた。そしてなにより、ヒロインでもマネージャーでもなくただのファンとしてアイドルを応援できる喜びを多くの人に与えてくれた。

終わると告げられた今でさえドリフェス!が最高のコンテンツだと言い切れる。不満なところはもちろん山ほどあった。しかし、それを帳消しにするほど応援していてよかったという喜びを返してくれた。もうこんなコンテンツはこの先、二度と出ないと思う。

私は武道館ファイナルライブを見届けるつもりだ。配信終了までアプリもやるし、運営にメールもする。有り余るほどの感謝を伝えたい。私にはまだやることがたくさんある。

 

私が好きでいる限りドリフェス!が終わることはない。私が死んだ時、ドリフェス!は終わるのだ。

 

ドリフェス!、生まれ変わっても私とまた出会おう。